簿記ネット受験の体験談
先日、簿記2級をネット受験しました。ネット受験は初めてだったのですが、無事合格することができました。個人的には紙形式よりもネット形式の方がおすすめです。
ネット試験は2020年12月から開始されています。しかしながら申込みから合格発表までの流れやネット受験対策などについて実体験情報が少ないような気がしました。(私が受験に際し、情報収集する時にそう感じたので)
そこで、少しでも情報の足しになればと私の実体験をお話ししようと思います。ネット受験を検討されている方の参考になれば幸いです。
ちなみに私はこんなかんじで合格しました。
・簿記3級取得済み(8年前)
・勉強期間3ヶ月(業務多忙により途中1週間離脱)
・平日1〜2時間
・休日3〜4時間
・試験直前休日6時間
・使用した問題集2冊
申込みから合格発表まで 〜すべてネットで完結
まず商工会議所のHPでネット試験申込みをします。試験は各都道府県のテストセンターにて受験できます。テストセンター毎に受験可能日と時間が設定されていますので希望の日時を選択します。私の受験したテストセンターではほぼ毎日、15分刻みくらいの間隔で時間を選択できました。勉強の進捗状況や予定に合わせて試験日を選べます。試験希望日の3日前までに申し込み可能ですが、空いてる時間は少なるなると思いますので注意しましょう。
受験票は発送されません。受験申込み確認メールにて試験日時等を確認することができます。
試験当日は本人確認資料と電卓だけあればOKです。受験I Dとパスワードは、試験当日にテストセンターの方から交付されます。
試験結果は即時判定されます。試験終了後、点数と合否が記載されたスコアレポートを渡されます。
合格だった場合、スコアレポートに記載されたQRコードからデジタル合格証を取得できます。静かな試験会場でひとり心の中だけで歓喜の声をあげます!紙ベースの合格証が必要な方は、コンビニ等でプリントアウトするといいでしょう。
不合格だった場合、試験日の翌日から再試験の予約が可能です。あと少しで合格できたという方は1週間後など間を空けずに再受験するものいいでしょう。メンタル的にしんどいですが!笑
ネット受験対策はこれだけ 〜「書き込めないこと」に慣れておく
出題される問題内容はネット形式も紙形式も同じです。簿記3級は商業簿記5問構成、簿記2級は商業簿記3問、工業簿記2問の計5問構成。どちらも部分点有りの70点以上合格になります。
問題集はネット模試プログラム付きのものを選ぶといいと思います。本番環境を事前に確認できるので安心できます。
私が購入した問題集のネット模試はWindows8.1、10に対応しているものでした。どうやらMac osに対応しているものはないようです。私はAppleユーザーなのでネット模試が使えませんでした、、、代わりにネット上に落ちてる試験画面の画像や各資格取得学校の動画などを検索してネット試験の雰囲気を事前に確認しておきました。
正直、ちょっと不安な状態で試験に臨みましたが、ネット模試をやっておかないと分からないことや戸惑うことはありませんでした。説明文や問題文を見たら誰でも分かる程度なのでネット模試ができなくても全然問題ありません!
ネット受験と紙受験の1番の違いは「書き込めないこと」です。
ネット受験では計算用紙はありますが、問題文にある決算整理前残高試算表などに仕分けやメモを書き込むことができません。試算表に基づいて貸借対照表や損益計算書を解答する問題などは解きにくさを感じるかもしれません。
すなわち、勉強段階から「書き込まずに解く練習」が必要になります。ネット模試はできなくても大丈夫ですが、この「書き込まずに解く練習」は必須だと思います。
まとめ
簿記のネット受験は自分の予定や勉強の進捗状況に合わせて受験日時を調整できます。勉強時間が限られている社会人の方、休みが不定期の方、様々な資格取得の予定を組みたい方などなど多くの方々にとってとても受験しやすい環境だと思います。また、合否が即時判定されるのも便利です。次のステップにすぐに移ることができます。
記述式以外の試験はすべてネット受験できてほしい、、、
簿記のネット受験を検討されている方の参考になれば幸いです。